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第31話 効率以上の価値を持つ少女

Penulis: 雨音休
last update Tanggal publikasi: 2026-05-07 06:00:02
 カレーライスと火剣屋の店じまいの後。

 いまトウマたちは報酬を分配しようとしていた。

 ベルフラウが右手の指を立てる。出した声は裏返っている。

「ほ、報酬の分配は、平等にするべきよね!」

 ベルフラウのカレーライスの売れ行きは悪い。

 彼女の取り分は少ないと思われた。

 トウマは厳しい顔つきであごを振る。

「ダメだ、ベルフラウさん、あんたのカレーは10皿しか売れていない。取り分は二万ヴァルだ」

「何でよ! あたしのおかげで初心者の包丁のクエストに辿りついたのよ? もっと取り分を寄越しなさい」

「ダメだ」

「……どうしてよ」

 悲しそうなベルフラウの表情と声。

 ウミが気の毒そうな顔つきで口を挟む。モフモフとした尻尾がたゆんたゆんと揺れる。

「トウマ、師匠が可哀想ですぅ。ここは、もう少しあげても良いんじゃないですか?」

 トウマは舌打ちをする。両腕を胸に組んで考え込んだ。やがてベルフラウを一瞥する。

「じゃあ三万だ。それ以上は譲歩できん」

「何よ! 貴方はこれからもあたしと仲良くやっていく気が無いのかしら?」

「じゃあいくら欲しいんだ?」

「五万よ!」

「それはさすがに無理だ」

「じゃ
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